記号主義の哲学にとって最大の問題のひとつは、他者の存在論であろう。ところで、他者とは、(デカルトに言わせるなら)〈もう一人の自己〉(alter ego)であるから、その限り自己無くして他者は存在しない。自己の立ち姿が鮮明になればなるほど他者もまた鮮…
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