直観を論駁するためにパースは次に「直観的な自己意識」をターゲットにする。はたして直観的な自己意識を人はもつことができるのだろうか。設問のこの順序には理由がある。前の問いはいわばメタ直観的認識論の試みだった。すなわち、人が持ちうる認識につい…
パースが「直観」を退けた議論はそれほど単純ではない。彼はまず「 ある対象を認識するとき、それが直観によるのかそれとも推論(reasoning)によるのか、その差を直観的に知る能力」に異議を申し立てる。パースは「直観」をいわば真正面から撃破するのでは…
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