2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

という観念の生成について (8)

記号システムとしての さまざまな伝統社会で呪術(magic)がおこなわれてきた。こう言うからといって、呪術は完全に過去形で語られるべきものではないし、いわゆる未開社会に固有なものでもない。呪術は現代社会にも形を変えて存続している。この事態を直視…

という観念の生成について (7)

記号システムとしての 記号とは、プラクティス(人間と環境との相互的交渉)が可能であるための必然的な制約である。人間は誰でも例外なく、他者とまじわり環境に適応するために記号機能の営みをおこなっている。 記号機能が発揮されることは、当然のことな…

という観念の生成について (6)

の生成とプラクティス ここで「プラクティス」と呼んだものは、人間と環境との相互作用の一切である。もちろん環境にすでに他者が住んでいるかぎりにおいて、この相互作用が他者によって媒介されている点を忘れてはならない。環境に帰属するおのおのの要素に…