パースが次に吟味するのは、行動主義心理学以前の古風な心理学が自明の研究方法とみなしていた〈内観〉(introspection)である。4) 内観をめぐる問:人は内観の能力を持っているのだろうか。それとも内部世界(あるいは精神)に関する知識はすべて精神外部…
[身体性の経験を基礎とした否定性のせいで幼児の非自己的意識に〈自己性〉が創発される――この見地については後に機会をみて再論することにして、いまはパースの直観論を先に進めることにする。]パースがいま俎上にのぼせようとするのは、3) 認識が単に主観…
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