2006-06-29から1日間の記事一覧

記号の二重性を脱構築する――ソシュールを遠く離れて

という存在構造を解明した点におそらくソシュール記号学の最大の功績を認めうるだろう。しかしながら、われわれはこの種の解明が―控えめに言って―画龍点睛を欠くというおもいを深くせざるを得ない。 問題はソシュール記号学が抱え込んだ根拠のないドグマとし…