2007-08-25から1日間の記事一覧

実在性のカテゴリーについて――記号主義から考える(7)

「想像的なものの非実在性」をサルトルがどのように把握したかを解釈するために、彼による意識の「静態学的」分類をとりあげよう。それによれば、対象が意識に与えられる様式によって、意識は三つの部類に分れるという。すなわち〈知覚〉(percevoir)、〈概…